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臨床研修医制度

センター長のよもやまばなし −兵庫県立西宮病院の紹介−

当院研修センターのホームページをご覧いただきまして、どうもありがとうございます。
阪神地区のなかでも当院の周辺には、夙川、苦楽園、芦屋の六麓荘と言った東京では田園調布、成城、等々力、青葉台・・横浜では山手町などに匹敵する高級住宅街が並び、阪神間モダニズムを形成しています。
そのような抜群の環境のなかで医師としての第一歩を踏み出してみませんか。

大阪梅田・神戸三宮から15分

梅田と三宮のほぼ中央にあり、阪神西宮駅下車、病院の玄関まで徒歩1分。大阪難波からも乗り換えなしで30分。
JR西ノ宮駅まで徒歩8分、新大阪駅まで30分、東京までは・・・

隣は市役所

当院は人口50万人西宮市のど真ん中です。東隣は市役所。西隣には三井住友銀行、東京三菱UFJ銀行、りそな銀行、それから西宮郵便局。住民票・振込・現金がなくなっても心配ご無用。あちこちにATMだらけです。

阪神百貨店

病院にほど近い阪神西宮駅の構内に、食料品で有名な阪神百貨店の西宮店があります。
さかな屋の寿司は安くてうまい、午後8時を過ぎると安売りが始まります。551のなんば蓬莱、ドンクのパンも秀逸です。

甲子園球場

病院は11階建て。西側には六甲山、北側には甲山、南側には西宮ヨットハーバー、それから南東の窓から夜になると甲子園球場のカクテル光線が一段と輝いて見えます。
阪神・巨人戦が気になったら15分で球場へ。チケットがあればですが・・・。また真夏は高校野球の聖地です。大谷翔平、田中将大、中田翔、藤浪晋太郎・・・みんなこの地から巣立ちました。

外食

スタバのフラペチーノは鉄板です。先日、病院の横にコメダ珈琲店が開店。不動の看板メニューは「シロノワール」。モーニングのトーストに小倉あんはまだ手が出ません。夙川、苦楽園、芦屋に近く、少し足を伸ばせばミシュラン三つ星の懐石料理から高級フレンチ、イタリアンと胃袋を癒してくれること間違いありません。

サマー

7月の最終土曜日は芦屋の花火大会、8月第1土曜日は神戸海上花火大会、第2土曜日は淀川の花火大会と毎週どこかで花火大会が催されています。
病院の南側には西宮浜、甲子園浜、鳴尾浜とバーベキューのメッカが目白押し。毎週、どこかの詰所主催で行われているため研修医の先生は大忙しです。

宝塚歌劇

病院から25分で宝塚歌劇で有名な宝塚。看護師さんにもディープなファンがたくさんいます。世界一長いラインダンスのメンバーの一員としてギネス登録に一役買っていました。
私も“柚木礼音”の最終公演を観に行き涙に暮れました。ヅカファンの学生さんは宝塚歌劇鑑賞のついでに病院見学にお越しください。

玄関は吹き抜け

病院の正面玄関を入ると、普通のロビーが広がりどこにでもある2階までの吹き抜けがあります。
受付や会計を待つイスが整然と並んでいますが、夏と冬の年に2回、職員によるコンサートが開催されます。薬剤師さんの熱唱、看護師さんのサックス、次回は芸達者な研修医による軽音楽コーナーでも提案してみます。

医局と当直室とシャワールーム

医局は後期研修医と同じ大きな医局。
先輩への仕事やプライベートの相談も容易です。当直室はベッドがあるのはホテルと同じですが、トイレやバスはありません。
その代わりと言っては何ですが、医局の向かい側にシャワールームが4室完備されています。シャンプーとリンスは自前でお願いします。

公舎・官舎

特別な公舎・官舎はありません。
しかし、病院から徒歩5分のところにオートロックのワンルームマンションを病院が借り上げてくれており、一部負担で入居可能です。徒歩5分なのに4分かけて自転車で来る研修医もいます。朝の1分は貴重です。

給料

兵庫県立病院の研修医の給料が他院と比べて少ないのではと、平成27年4月から一気に増やしてくれました。
概算で年間80万円も増え今年の1年目の研修医はホクホクです。年度末で初期研修を終えた専攻医がこれを耳にして唇を噛みしめていたのが印象に残ります。一学年50人、二学年で100人超の県立病院の研修医全体のベースアップです。結構大盤振る舞いです。

飲み放題

医局にはコーヒーとお茶の無料の自販機が置いてあり飲み放題です。コーヒーはドトールコーヒーの豆を使っています。豆を挽いての本格コーヒーです。それからコーンスープにわかめスープ、夕食のおともにもってこいです。無料ですが、そっと給料から天引きされていますけど。

救命救急センターの自販機

熱中症の患者さんや脱水の患者さんにOS-1やポカリスエットを販売している救命センター前の自販機。
最下段は、オロナミンC、デカビタ、レッドブル、カロリーメイト、強力カフェインのペプシ・・・救急スタッフ夜専用か?

院内症例検討会と兵庫県立病院学会

毎月院内症例検討会を行っています。
内科や救急科、外科、小児科など院内各科で経験した珍しい症例や貴重な症例に考察を加えて発表します。学会発表の練習です。研修医はもちろんですが、指導医の先生の手取り足取りのご指導なしでは上手に発表できません。指導医の先生、毎度ありがとうございます。
夏の終わりに毎年、兵庫県立病院学会があります。院内で発表した演題を更に磨きをかけて発表します。最優秀賞や優秀賞がもらえます。

ICLS

研修医1年目に院内開催される救急医学会認定の心肺蘇生二次救命処置講習会(ICLS)の受講が義務づけられています。費用はもちろん無料です。インストラクターにもすぐになれます。当院は心肺停止患者が年間200件搬送されます。2年目になると研修医は誰もが初期対応可能になります。

ダヴィンチ

腎移植はこれまで550例を超えました。兵庫県で1番です。
今年県立病院4台目のダビンチが導入されます。
これからの泌尿器科はダヴィンチがないとダ・ピンチだそうです。

分娩数750件

阪神間で最多。帝王切開250件、ハイリスク妊娠210件など、多岐にわたる疾患、豊富な症例数は研修にうってつけ。絶滅危惧種の産婦人科医ですが後期研修医6名は圧巻です。

インターナショナルな脳外科

脳腫瘍・脳動脈瘤・脳卒中などあらゆる脳神経外科疾患を対象に診療しています。
シェーン先生はニュージーランド人。来日して27年、若い看護師さんより日本での生活が長い。関西弁で昭和な冗談を連発するが、質はそれほど高くありません。

夜のお仕事

四肢外傷センターの外傷好きな整形外科の先生には頭が下がります。
救命センターが開放骨折や骨盤骨折など重度骨折の患者を受けると直ちに緊急手術です。いつも真夜中です。昼間手術して、夜中に緊急手術して、また朝から手術してはります。いつ寝てるのでしょうか。整形外科外傷症例にはネタは尽きません。脱帽!

長身ばかり

循環器内科医は部長先生が身長176cm、シューッとしてます。
総勢5名の循環器内科ですが、部長先生が一番背が低い大柄ぞろい。でも仕事は極めて繊細です。

救急科研修

臨床研修センター長の診療科です。若い頃は重症外傷患者を助けたくて救急医になりました。これまでだったら救命できなかった重症患者を1人でも多く救命したくてドクターカーも導入しました。でも、待ったなしに押し寄せる超高齢化にも舵を切らざるを得なくなってきました。それに他の病院が受け入れ難い症例、すなわち小児、産婦人科疾患、精神科疾患、それから重度外傷などを受け入れることも救命救急センターの役割です。
これから医師になる学生さんは10年後2025年の真っ直中です。高齢者の診療なくして医療は成り立たなくなる時代です。そのため研修医の先生には、超高齢化時代に順応できるよう育成を心がけ、重症だけではない救急患者の診療、救急総合診療を行っています。初期研修では1年目は重症、軽症を問わず上級医とともに診療を行い、2年目になると軽症用のホットライン(2次ホットライン)を持ち、救急隊長と直接話をして、自らが中心となり診療を行ってもらっています。もちろん、研修医の診療には救急科後期研修医やスタッフが後ろ盾として関わっています。また、研修医が陥ったり陥りそうになったpitfall を他の研修医と共有するため定期的に勉強会を行っています。年間3000例の救急搬送件数のうち、2000例は中等症から軽症ですので研修医の先生に診療してもらっています。内科系はもちろん外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、耳鼻科など極めて幅広い領域の患者を受け入れています。外傷症例が35~40%です。
救急科の後期研修医は、1年目は2次ホットラインを持ち、上級医とともに重症患者の診療とドクターカーの同乗を行います。2年目は3次ホットラインとドクターカーの搭乗、3年目はメディカルコントロールにも参加してもらっています。

学生さんの病院見学は、いつでも受け付けています。
月曜と土曜の夜、祝日は、2次輪番日で初療室は大忙しです。
その様子を見学に来てください。当直も可です。

病院見学はこちら

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